Q:椎椎間板ヘルニアの治療はどのようなものがありますか?
腰椎椎間板ヘルニアは、特殊な場合を除き保存的治療が原則になります。
保存的治療には、薬物療法、リハビリ治療、コルセット治療およびブロック治療です。
疼痛が強い場合や、日常生活や仕事や学業が困難な場合は内視鏡手術の適応になります。手術に至る例は一割以下です。基本は保存的治療になりますが、保存的治療を続けるべきかは、専門医の判断が必要です。
Q:脊柱管狭窄症とはどんな病気ですか?
頸から腰につながる脊椎の中には脊髄神経が通る管である脊柱管があります。
この脊柱管が加齢的変化により狭くなるために脊髄神経の症状が出ます。症状としては腰痛、間欠性跛行、安静時の下肢の痛みやしびれです。
鑑別が必要な疾患として動脈硬化による血行生の間欠性跛行があります。
鑑別方法としては、姿勢の変化に伴う症状かどうか? また画像診断としてのMRI 検査や、各種の下肢血流測定にて鑑別します。
Q:脊柱管狭窄症の治療はどのようなものがありますか?
薬物治療や装具療法、リハビリ治療が、保存的治療の一般的なものですが、歩行障害が顕著な場合は手術的治療を考慮します。
最近では低侵襲な手術法で治療可能となってきました。症状に応じたオーダーメード的治療の必要があります。